2025年2月19日(水)
 企業防災・BCP特別セミナー2025

いま、室内空間の地震対策を考える
~事前対策と災害時対応でできること、備え~


能登半島地震から1年が経ち、思うように復興が進まない厳しい状況が報じられています。また、今年は阪神・淡路地域で甚大な被害を引き起こした兵庫県南部地震から30年となる節目の年でもあります。
昨今の全国各地で地震が頻発する状況の中で、大地震への備えについて、建物そのものだけでなくその中で営まれる生活、そして企業においては執務/生産活動を「守り、継続すること」へと企業の皆様の関心が一層広がってきている様子が感じられます。
いま一度、建物にとどまらず室内空間にどのような被害が起こりうるのか、そして人への影響まで幅広く理解度を上げていくことが重要ではないでしょうか。


この度、都市防災学がご専門の北海道大学 中嶋唯貴先生にご講演を頂くことになりました。中嶋先生は、建物だけでなく室内の地震被害や対策について精力的に研究活動を行われています。中嶋先生からは、地震時の被害例と最新の研究状況のご紹介に加え、「空間を守る意義」についてお話いただきます。


また当社で室内被害、災害時の建物モニタリングシステムを担当する正月(まさつき)より、シミュレーションを活用した地震被害対策をご紹介します。本セミナーの内容が、今後の防災・BCP投資の考え方のご参考となれば幸いです


プログラム 【第一部 講演の部】
14:30-14:40 主催者挨拶
     (㈱構造計画研究所 エンジニアリング営業1部長 構造設計一級建築士 石塚広一)

14:40-15:10 「シミュレーションを活用した地震被害対策」
     (㈱構造計画研究所 防災ソリューション部 災害リスクマネジメント室長 博士(工学) 正月俊行)

15:10-15:30 コーヒーブレイク

15:30-16:50 基調講演 「執務・生産空間と人を守る防災・減災対策」
     (北海道大学 都市防災学 准教授 博士(工学) 中嶋唯貴氏)

16:50-17:00 質疑応答


【第二部 交流の部(自由参加)】
17:00-18:30 参加者交流会
同ビル内1階カフェスペースにて、講演者と参加者様が自由にお話できる場を設けます。軽食もご用意しています。ぜひご参加ください。
講演者紹介1
■基調講演■
中嶋唯貴(なかしま ただよし) 先生
北海道大学 大学院工学研究院 准教授
建築都市部門 先端空間性能分野 都市防災学研究室
博士(工学)

都市防災学をご専門とし、特に地震工学や強震動地震学、リスクアセスメント、人的被害の軽減、AI・ICT・IoTを活用した防災モニタリング、深層学習の防災への応用など、多岐にわたる研究を行われています。
北海道防災会議など多くの公的委員を務められているほか、地域の防災政策策定や市民向け防災啓発、またNHK北海道の防災特集に専門家として出演し、災害時の人的被害を減らすためのポイントについて解説するなど、一般市民への防災意識の啓発にも積極的に取り組まれています。
講演者紹介2
■所員講演■
正月俊行(まさつき としゆき)
株式会社構造計画研究所 防災ソリューション部
災害リスクコンサルティング室長 博士(工学)

2007年株式会社構造計画研究所に入社。工学博士。日本建築学会の長周期建物調査WGや、防災科学研究所の室内空間を中心とした機能維持のための研究、室内安全WGなどに参画し、国内の地震時の建物、室内空間の被害想定、対策検討に関して精力的に活動しています。
構造計画研究所では電力施設の耐震性評価業務のほか、家具転倒に関するシミュレーションや実証実験、近年は地震時の建物立ち入り判断システム(モニタリングシステム)の開発・展開を牽引しています。
会場(東京) 株式会社構造計画研究所 本所新館 地下1階レクチャールーム
住所:東京都中野区中央4-5-3
アクセス:東京メトロ 丸ノ内線 「新中野」駅 1番,2番出口より徒歩約1分
ご留意事項 ・ご参加希望の方は事前のお申し込みをお願いいたします。参加費は無料です。
・お席の都合上、先着30名程度で受付を締め切らせていただきます。
・プログラムは予告なく変更の可能性があります。
・当日のオンラインでの配信は行いません。
お問合せ先 株式会社構造計画研究所 エンジニアリング営業1部
企業防災・BCP特別セミナー担当:守武
Mail:bcp-seminar@kke.co.jp TEL:03-5342-1136